チッチが何故防災を学ぼうと思ったのか

防災についてある程度勉強して、アウトプットをしようと思ったので、きっかけについても記録に残しておきます。

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実家で防災についての話を聞いた

おじさんと被災者

チッチは結構な頻度で実家に帰ります。ほとんどは、高校生の姪っ子からの呼び出しで、来年大学受験が控えている姪っ子は数学が大の苦手。大学時代に家庭教師として結果(リクエストがあれば後日話すかも)を残してきたチッチは、姪っ子の家庭教師をしています。主に、数学と物理。

普段はLINEでの質問に答えるのですが、平均すると4ヶ月に1度実家の隣に住んでいる姪っ子の家庭教師のために帰省します。(新型コロナで回数は減りましたが)

11月末に帰省した際、たまたまおじさん(母の弟)が遊びにきていて、その際に防災の話を家族でするのは大事だぞという話になりました。おじさんは専門職なので、いわゆる出稼ぎが多く、色々な被災地でも仕事をしてきた人です。そして、現地で仲良くなった人とは、お互いを行き来し遊ぶこともあるそうで、ある時気付いたことがあったそうです。

これだけ各地の被災経験者に話を聞ける人間ってあまりいないんじゃないか。

被災経験者と話しをする時は、当初あまり被災時の話を聞かないようにしていたおじさんですが、仲良くなっていくにつれて、自ら話を切り出し聞いて欲しいという被災経験者が多いそうです。おじさん曰く、被災経験者は自分自身が事実を受け入れるために人に話したいが、被災経験者の住んでる地元の人は、一緒に経験している人が多いので、話しにくい部分もあるそうで、経験していないおじさん相手だと話しやすいのかもなとのこと。実際おじさんは飄々としていて、俺も家族に話せない内容をついつい話してしまう聞き上手な人であるのは間違いないのです。(男はつらいよの寅さん的な人なんです)

防災は保険

被災経験者の話を聞くと、災害前は防災の意識など全然なかった。少なくとも今考えると、あれは意識していることにならない。という人がほとんどだそうです。

確かに人間には、自分の心を守るための正常バイアスが存在するので、災害が物事を正常の範囲内に収まるだろうとの楽観的な予測が成り立ちやすい可能性は高いと想定できます。そして、多くの人は甚大な災害を経験することがないので、被害想定も経験者のそれと比べると、小さくなることは仕方のないことでしょう。

しかし、俺は病気にかからないし死ぬこともあり得ないと考え、保険に入らないって人は見たことがありません。チッチの周りで保険に入っていないのは、入るお金が用意できない人だけです。お金がなくても少額で入る人がほとんどです。(これは、職場で普段から労働安全教育を受けていることが理由の一つかもしれません)

確率が低く、害が大きいことなので、普段からそれだけを考えて生きていくことは現実的ではないですし、多くのお金をかけることもできません。そして、「保険に入っていれば安心」みたいに、業者に任せておくこともできません。個人の防災は、個人が労力をかけて準備することが大事なのではないかと感じたわけです。

準備しないことで後悔する可能性があると聞いてしまったチッチは、「準備しない=サボタージュ」と考えてしまったので、色々調べてみました。しかし、何をすべきかがわかりませんでした。このままでは、多くの被災経験者と同様、チッチにとっての適切な備えはわからないのです。理由は簡単。巷にあふれる簡単に手に入る情報は、「被災未経験者」や「被災経験者の平均値」であり、チッチがどんな準備をすればいいかを考える方法がわかる内容ではなかったからです。

例えば、言われた通り3Lの水を用意したとしましょう。しかし、この3Lの水は、どのような方法で算出したのかわからない。よく汗をかくチッチはそれで十分なのかその答え合わせの方法は調べても出てこない。飲料用だけ?料理にも使う?

政府の資料ではその辺はわからないし、業者の資料では基本的にものを売ることが前提なので、1次資料には行きつかない。

保険と同様に、自分の状況にあった適切な内容を把握するうことが、防災の第一歩と考えたチッチは防災について勉強することを決意したのです。

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